生理前になると、肌荒れやニキビが気になる人も多いはず。
こういった肌の不調の原因に「女性ホルモンが関係している」というのはよく聞く話。
しかし、なぜ肌の調子が悪くなるのか、詳しいことまでは分からない人もいるでしょう。
そこで今回は、肌荒れと生理の関係性と予防法をテーマにお届けします。
原因を知り、生理前のデリケートな時期の肌のお手入れに役立てましょう。
●目次:項目をクリック
1.生理前の肌荒れの原因は? 2.生理前の肌荒れ対策方法 3.まとめ |
生理前の肌荒れの原因は?
生理前の肌荒れの原因はホルモンバランスの変化によるものです。
女性ホルモンには「卵胞ホルモン」(エストロゲン)と「黄体ホルモン」(プロゲステロン)の2種類のホルモンが存在します。
これらのホルモンの分泌量は、生理周期の中で変化していて、生理前は黄体ホルモンの分泌量がピークになる時期と重なっています。
黄体ホルモンは、生理前に心身ともに不快感をもたらす「PMS(月経前症候群)」の原因とも考えられています。
また、皮脂の分泌を増やす働きがあるため、肌荒れやニキビなどができやすくなるのです。
肌がぶつぶつ、ピリピリしたり、デリケートな状態になるのは、これらのホルモンバランスの影響と言えるでしょう。
生理前の肌荒れ対策方法
生理前の肌荒れには、スキンケア以外に生活習慣の見直しも必要です。
どういったことを意識すれば良いのか、日々気をつけたい6つの対策方法を見ていきましょう!
①食生活を意識する
生理前は食生活のバランスがきちんと取れているかを意識しましょう。
脂っこい食事や塩分過多、香辛料や胃腸が冷えるものなどは避けて、3食バランス良く食べるよう心がけてくださいね。
女性ホルモンと似た働きがある大豆製品と食物繊維やビタミン、ミネラルを含む野菜・果物がおすすめです。
②紫外線対策を心がける
生理前に分泌が増える黄体ホルモンは、紫外線に敏感になるホルモンで美肌の大敵です。
生理前はいつも以上に、紫外線対策を心がけましょう。
紫外線のダメージはシミやそばかすなどの原因になるだけでなく、肌のバリア機能を低下させ、肌荒れやニキビの原因にもなります。
日焼け止め・帽子・日傘などを使い、紫外線から肌を守りましょう。
目からの紫外線も、サングラスやUVカットレンズなどでしっかりと対策してください。
③保湿をしっかりする
肌の乾燥は、肌のターンオーバーを抑制し、バリア機能を低下させる原因に。
肌の表面では皮脂の分泌量が増えていても、内側が乾いている可能性もあるため、保湿は念入りに行いましょう。
スキンケアアイテムは、肌に優しくて低刺激な保湿力が高いものを使うと◎
④クレンジングや洗顔を見直す
生理前のデリケートな肌は、普段使っているクレンジグや洗顔料の刺激が強すぎると感じるかもしれません。
特に、洗浄力が強く、油分が多いオイルクレンジングは要注意!ミルクやクリーム、バームタイプなどマイルドなクレンジングに変えるのもおすすめです。
また、洗顔方法をこの時期だけ変えてみるのも◎
普段は1日2回、洗顔料を使ってしっかり洗顔しているという人も、生理前は「洗顔の回数を減らす」「朝はTゾーンだけにしておく」など、自身の肌と相談しながら洗顔も見直していきましょう。
⑤肌に触れるものを清潔に保つ
枕カバーや布団カバーなどの寝具、メイクに使うスポンジやパフなど、肌に直接触れるものはいつも清潔にしておきましょう。
⑥ストレスを溜めないようにする
ストレスは、ホルモンバランスが乱れる原因となります。
ホルモンバランスが乱れることで肌荒れはさらにひどくなり、ニキビも治りにくくなるので、ストレスを溜めない生活を意識しましょう。
生理前には自分へのご褒美を多めに、リラックスできる楽しみを見つけると◎
バスタイムを充実させて、湯船にゆっくり浸かって体をじっくり温めるのもおすすめです。
まとめ
生理前の肌は、黄体ホルモンの影響を受けて皮脂の分泌量が増えています。
肌のバリア機能も低下しているデリケートな時期なので、肌荒れやニキビができやすいのです。
こういった時期には生活習慣とスキンケアを見直して、シンプルなお手入れを意識してください。
肌も身体も不調を感じやすい時期だからこそ、心身ともにしっかり休めて、無理のないよう過ごしましょう。